A Song For Your Love

要するに「好き」ってこと

一年前の今日を過ごした私へ

2017年8月14日。あの日から、一年が経ちました。あの八月の、あの日から一年が経ちました。

 

相変わらずの自己満文章です。つまらないと思ったらそれ以上先は読まずにページを閉じて、どうか貴方のための時間を過ごしてくださいませ。

 

 

 

2016年8月14日。昨年の今日をお過ごしのスマオタの皆さん。眠れていますか。食べられていますか。

一年前のわたしへ。眠れていませんね。食べられていませんね。

あの日、昼寝のつもりが深夜に目覚め、起き抜けの頭でTwitterを見たわたし。TLを一読して最初は「ハイハイいつものやつお疲れ様デェース!」と思ったあの夜。でも時が経つにつれてあれ、おかしいな、と胸がひんやりした夜。スポーツ紙が解禁されて、心に大きな型抜きで穴を開けられた気分になった夜。いつか小説で読んだ「心にぽっかりと穴が開く、という表現は使い古されるだけの理由がある」なんて一節が何故か頭に浮かんできて、やけに冷静な思考の中で「心にぽっかりと穴が開くってこんな感じなんだ~へぇ~」と皮肉めいたことを思いながら、泣けも眠れもしないなら葉書を書こうとただペンを握っていたことを思い出します。

  

SMAPがいないって、どういうこと?」

 

物心がついた時にはすでにSMAPに惚れていた私にとって、SMAPは「いつも」「ずっと」「ここにいる」存在でした。正確には、過去形でもありません。私にとってSMAPは今も「いつも」「ずっと」そして「これからも」「ここにいる」存在です。SMAPは、いないけどいます。私の生活に、私の心に、SMAPはいつもいます。SMAPはいます。

SMAPはいるんです。SMAPはいるんだけど、でも頭のどこかでやっぱりSMAPの現状をわかっていて、心のどこかでここにいないSMAPを求めています。

 

4月からの新生活、楽しいけどSMAPはどこ。夏休み、楽しいけれどSMAPはどこ。SMAPは、どこ。

 

私にとってSMAPは、何があっても何が起きても暖かく迎え入れてくれる故郷のような存在です。

だから、去年の8月のあの日。SMAPがこうなることが決まったあの日から、私はずっとホームシックです。

 

大学も楽しいし、新しい友達もできたし、夏休みも楽しいし、美味しいものは美味しいけど、「大学でこんなことがあってね~!」とか、「この前友達とシュラスコ食べに行ったんだけど~!」とか、こういう話をしたいのは故郷にいるSMAPなんです。

私自身の現実の父も母も弟も両曾祖母も叔父も叔母もいとこも健在です。本当に有難いことに家族にも友達にも恵まれました。でも、それはそうなんだけど、そうなんだけどそうじゃなくて、そうじゃなくてもう一つ。私にはもう一つ帰るべき家が、私の居場所がSMAPの横にあるんです。私は、SMAPのいる世界に帰りたい。スマスマを見ながら宿題をこなして、SMAPの新曲を取りに学校帰りにCDショップに寄って、SMAPのライブのために日々の生活を頑張るあの世界に帰りたい。私の居場所はあそこなんです。おうちが、恋しい。

 

普段の生活ももちろんちゃんと楽しくて、大好きな友達に囲まれて、好きだと思える趣味もあって、まあ多少は恋みたいなものもして、今の生活は好きです。満足しています。

 

でも、ふとした瞬間。この楽しい生活の中に、SMAPだけがいないと認識する瞬間。わーっとSMAPが恋しくなって、どうしてSMAPいないのと思って、何度だって涙が溢れます。課題とか、成績とか、人間関係とか、一切どうでもよくなります。SMAPがこんな風になる世界で、頑張る意味ってなに?社会に貢献ってなに?こんな世の中の未来の何に期待をするの?「これからの世の中を背負う若者」とか都合良く言われるけどこんな理不尽な世界背負う気さらさらないよ?

 

 SMAPいつ帰ってくる?わたしはいつSMAPのいるところに帰れる?SMAPに会いたい。SMAPが恋しい。SMAPが恋しいよ、ねえ。

 

でも、私はSMAPが好きだから。SMAPなら、「腐ってたらもうそこで終わり」って言うはず。どこかに希望の糸口を見つけようとするはず。こんな世界でも、世界中が幸せになれって願うはず。しゃがみ込んで抱えた膝から少しだけ顔上げてごらん、って言うはず。私はSMAPが好きだから、SMAPに胸張って生きられるようにもう一度、立ち上がってみよう。未来へススんでみよう。こんな思考を繰り返しながら、なんとかここまでやって来ました。

 

一年前のわたしへ。

まずは泣きなさい。悲しんで、落ち込んで、憤りなさい。

「落ち込んでても仕方がない」「あかりが腐っても解決しないよ」

そんなことを言ってくる人たちのことは気にしないで。あなたの気持ちはあなたのものだから。君は君だよ。今のわたしも腐ります。泣きます。怒ります。なにもかもどうでもよくなります。

でも、腐って泣いて怒ってどうでもよくなった時に俯いた貴方の肩を抱いてくれるのはSMAPです。

 

SMAPが好き」

 

時間は掛かっても、この気持ちが絶対にまた立ち上がるパワーをくれます。

無理しないで。疲れたら休んで。しんどくなったらしゃがんで溜息をついて。

 

SMAPが大好きです。大好きだから恋しいです。大好きだからこんな世の中に対して怒るし腐るし時には見放すけど、SMAPが大好きだからもう一度立ち上がれます。

 

SMAPが恋しいですね。SMAPに会いたいですね。SMAPは不滅だけど心が形あるSMAPを求めます。

早く家に帰りたいです。SMAPは絶対戻ってくるけど、SMAPが一分でも一秒でも早く戻って来られるように応援の声を届けます。SMAPに関しての一連のあれこれで想像以上に心が消耗しました。だから、きっとこの先も腐ると思います。芸能界に対して、世の中に対して、そして、もしかしたら自分に対して。幾度となく腐ると思います。でも、SMAPが戻ってきた時に、私が家に帰れた時に、大きな声で「おかえりー!そしてただいまー!」って言えるように、それまでにあったことを胸張って笑顔で報告できるように、ゆっくりでも立ち上がってまた歩き出そうと思います。 

 

 

 

SMAPSMAPできるその日に向かって、今日もススメ!

 

 

アイドルにお金を使うこと

適格消費者団体「消費者被害防止ネットワーク東海」が2016年10月18付で、ジャニーズファミリークラブに対して申入書を送付しました。

 

togetter.com

 

news.nifty.com

 

私もファンとしてこの事務所に関わる中で思うところがあったので、この規約是正の申し入れはなかなか良い試みだと思っていました。

一つのトピックに対して色々な意見を持つ人がいるのは当然のことで、賛成の人も反対の人もいるなぁふんふんなるほど、といった具合でTwitterを見ていたのですが、あるツイートに度肝を抜かれました。ニュアンスですがこんな感じ。

 

「アイドルにお金を使うことは『買い物』ではない。ましてやファンクラブには、応援したいから入っている。あなたたちは好きな人をお金で買っているつもりか。」

 

愕然としました。だって私は、「好きな人をお金で買っている」つもりだったから。

という訳で、今回はTwitterでも触れましたが「アイドルにお金を使うこと」について話したいと思います。

 

「ヲタクが日本経済をまわしてる」なんて昨今のメディアで騒がれるほど、我々ヲタクは金を使います。引くほど使います。

私はアイドル沼に沈んだ身ですが、これはどの沼に沈んでいても「ヲタク」の肩書を持っていれば大抵そうなのではないかな、と思います。

 

では、私およびこの沼にいる人たちがお金を費やしている「アイドル」って、何なのでしょうか。

 

私は、芸能事務所は「企業」であり「売り手」、アイドルは「売り手」かつ「商品」、ヲタクやファンと呼ばれる人たちは「消費者」だと思っています。

 

「アイドル」は、商品として特殊です。なぜなら、商品自体に主体性があるから。生身の人間なのだから当たり前です。ビジュアル、パフォーマンス性、人間性、すべてが商品の一部です。さらに、アイドルは人々の「好き」という気持ちを刺激してきます。特に異性のアイドルを応援している場合は、少なからずときめきや癒しといった恋愛感情に似た何かを持っている人も多いと思います。

ある人間に特別な感情を抱き、応援する。それがアイドルです。当然、情も湧きます。

きっと、いやだからこそ、「好き」という思い、あるいは情や感情移入によって「好きな人をお金で買うのか」という考えが出てくるのだと思います。

 

では、この「好きな人をお金で買う」と形容される経済活動はどのようなものなのか嚙み砕いていきたいと思います。

 

アイドルは「芸能」「娯楽」であり「エンターテイメント」という括りに入ります。

では、普段私たちは「エンターテイメント」の何に対してお金を払っているのでしょうか。

映画、漫画、小説、絵画、音楽、舞台。この世界には「作品」と呼ばれるものが数多く存在します。

 

では、あなたがその「作品」を見たい・読みたいと思う動機は何ですか。

 

口コミ?売り上げランキング?世界観?サントラ?

 

例えばあなたは、こんな理由で映画を見に行ったことはありませんか。

 

「○○監督の作品だから」

 

ジブリだから」

 

ハリーポッターシリーズだから」

 

「映画」という作品を見るには、(テレビ放送などでなければ)映画館かレンタルショップに行ってお金を払わなければなりません。映画を見るということは、すなわちその「作品」に一定額を払う価値があると判断したということにも捉えられます。

「作品」は、ある意味「商品」なのです。

 

そして、上記のような理由で映画を見ることは、すなわち「作品」に関わった人や団体、企業に価値を見出しているのだと私は思います。きっと、今までの評価や功績、世界観などから「彼/彼女/彼らの作品なら間違いない」「このシリーズならぜひ見たい」という思いを持って映画を見るのでしょう。所謂「ネームバリュー」というやつですね。

 

アイドルの場合は、それが個人名です。「○○監督」ではなく「河合郁人」、「ジブリ」ではなく「中島健人」、「ハリーポッター」ではなく「萩谷慧悟」。

一例として勝手に自担の名前を拝借しましたが、ようするにこういうことです。

「彼」が好きだから、「彼」が関わっているものがほしい。CD、DVD、雑誌、コンサート。

 

「彼が出ているなら間違いない」

 

「彼がやるならぜひ見たい」

 

そんな気持ちを持って、私たちは彼に関するものにお金を払います。これは、「ジブリだから」「ハリーポッターだから」という理由で映画を見るのと同じことです。悪い理由でも、非難されるべき理由でもありません。

「彼」という一つのエンターテイメント商品に惹かれる正当な理由です。

 

しかも、「彼」に付与されている商品価値は「作品」のように世界観や功績だけではありません。容姿はもちろんだけれど、垣間見える努力、表に現れる実力。

そして何より「好き」という気持ち。

 

冷静に考えることはあまりないけれど、この「好き」という気持ちも消費者の購買要因の一つです。

 

ほら、アイドルってよく言うじゃないですか。

 

「僕/私のことを好きになって?」

 

と。

「好きになってもらう」ことは、「顧客が増える」ことと同義です。

私はアイドルになったことがないからわからないけれど(当たり前である)、きっとアイドルは自身が商品であることを自覚しているのではないかと思ったりします。

 

お金を払う対象が生身の人間であるから、しかも自分の好きな人間であるから。アイドルに対してお金を使うことを「好きな人をお金で買う」とマイナスに感じてしまう気持ちも理解できます。でも、アイドルも商品なんです。

 

中島健人にも家族がいて友人がいて、「中島健人」という1人の人間としての生活があります。それと同時に、たくさんのファンの前でステージに立ち、甘い言葉で会場を沸かせて私たちに夢を見させてくれるアイドル「中島健人」というエンターテイメント商品としての一面もあるのです。

私たちがお金を払っているのは、このエンターテイメント商品としての「中島健人」です。

 

だから、アイドルを応援することは「好きな人をお金を買う」ことではなく、「好きな商品をお金で買う」ことなのです。

 

そしてもう一つ。「買う」という行為が日常的過ぎてつい忘れてしまうけれど、「買う」という行為は「契約」です。この前、家庭科の授業で習いました。金銭と物の授受を取り決める「契約」なんです。

 

できることなら、双方に対等な利益のある「契約」が結べる社会であるべきです。それがなっていないと判断され得るのなら、契約に関する規約にメスが入るのは当然のことです。

 

「好き」という気持ちは、人を盲目にします。好きな人がすることは何でも良く見えてしまうし、好きな人がいる場所は正しいものだと感じてしまう。

 

でも、「好き」という感情に流されないでください。飲み込まれないでください。

 

アイドルにお金を使うことは、お布施ではありません。チャリティーではありません。「ものを買う」という契約を結ぶことです。それは、ファンクラブに対しても然りです。

 

私たちは「好きな人をお金で買っている」けれど、それは悪いことじゃない。当たり前のことです。ハマった沼が特殊だっただけで、根本的には日用品を買ったりすることと同じです。恋愛風味の経済活動です。

 

これからも、「好き」に身を任せつつ「好き」に飲み込まれないで日本経済を回していきましょう。

 

長文乱文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

私と私の好きな人の話をしようと思う。

はじめまして。あかりと申します。

突然だが、私と私の好きな人の話をしようと思う。

最初に断っておくが、だらだらと長い自己満文章である。面白くないと思ったら即刻ページを閉じて、あなたのために有意義な時間を過ごしてほしい。

 

私は、SMAPが好きだ。

とっても好きだ。ずっと好きだ。今までもこれからもいつまでも好きだ。

 

私がSMAPを好きになったのは幼稚園の時である。当時、私は幼心にモーニング娘。が好きで、とりわけ安倍なつみ(なっち)が大好きだった。しかし、母は芸能にあまり興味がなく、音楽番組を見る習慣もなければ家にVHSがある訳でもなかった。そんな私がなぜモーニング娘。を好きになったのかは大いに謎であるが、とにかくなっちが好きだったことしか記憶にない。エンタメにおいて母は当てにならないと悟った私は、モーニング娘見たさに祖母にこう聞いた。

 

「うちにモーニング娘のビデオある?」

 

そこで祖母が出してきたのは、叔父が買った「LOVEマシーン」のVHSと、歌ゲストとしてモーニング娘が来たSMAP×SMAPだった。

経緯は全く思い出せないが、とにかく当時の私はそこで初めてスマスマを見たのである。*1そのスマスマライブは、「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」という曲から始まる。石川梨華ちゃんがセンターで、めちゃめちゃ可愛い。ああ梨華ちゃんかわいいなぁ、と思いながら次の曲が始まった瞬間、画面の両端から五人の男の人たちが出てきた。その瞬間の気持ちや感覚はもう思い出せないが、とにかくこう感じたことだけを鮮明に覚えている。

 

「この人たちかっこいい!!!」

 

顔というか雰囲気というか身体の使い方というか、彼らのすべてが格好いい。格好いいとしか言いようがないくらい格好いい。本当に本当に格好良かった。

当時の私が一際目を惹かれたのは、木村拓哉である。だってこんなに格好良い人今まで見たことがなかったから。ただただ格好良かった。画面を見るだけを顔が熱くなるからなんとなく直視できなかった。ちょっと独特な歌い方はなんだかこっ恥ずかしかったけど、そこもすごく格好良かった。なっちと背中合わせで歌う姿を見て、お似合いだと思うのと同じくらいなっちが羨ましかった。初めての感覚に胸がドキドキした。今考えれば、完全に恋である。

何度も見ているうち、周りの男たちにも目が向く。木村拓哉と、ザ・ピースの最初を歌っている人と立ち位置を間違えて梨華ちゃんに質問した人は、叔父と同い年だと祖母に教わった。これが中居正広である。

純粋な気持ちで「叔父さんと木村くんと中居くん、年齢一緒なのになにかが違う」と思った私は何と鼻につくマセガキであろうか。叔父さんごめん。

木村拓哉の次に好きだったのは、黒いタキシードみたいなキラキラジャケットを着ていた黒髪の彼。だって衣装がとっても格好良かった。今日の私のジャケット好きはこの頃から始まっていたのだと思う。これが草彅剛である。

大好きな木村くんが、黒髪の人とよっしーとなっちと歌う曲があった。黒髪の人がなんか言ってる時、木村くんが後ろでニヤっとしながら首を振っている。もうちょっとだけ髪切った方がいいかなって思うけど、でもなんか好きになっちゃいそう。しかも、なんだか木村くんと仲良さそう。これが稲垣吾郎である。

この五人組の中に、一人だけ坊主の人がいる。背が高くて、ミニモニ。じゃんけんぴょんの時にバランス崩してる。LOVEマシーンの「み~だ~ら~」のところの歌い方がなんか怖い。これが香取慎吾である。

そういえば、叔父さんの部屋でレモンを持ったこんな人たちの雑誌を見たような気もする。*2

 

この五人組は、「すまっぷ」というらしい。

 

そんな風にして、私は彼らと運命の出会いを果たした。モー娘が好きで見始めたはずなのに、気が付けばもう五人のことしか目に入らない。リモコンを勝手に動かしたら、他のSMAPの映像も入っていた。夢中で見た。格好良い。どの曲もどんなSMAPも格好良い。五人のトークから、それぞれの名前を完全に把握した。

 

なかい、きむら、ごろー、つよし、しんご。

 

今考えれば呼び捨てなんておこがましいこと極まりないが、当時の私はこう呼んでいた。

色々なSMAPを見て、色々なことを思った。

しんごの洋服はちょっとよくわからない。ごろー抜きで外国に行ってるやつ格好良い。ごろー以外の4人がワインを飲むとごろーがとっても羨ましそうだから、きっとごろーはワインが好きなんだと思う。「正義の味方はあてにならない」は楽しくて好き。きむらは髪の毛が格好いいんだからニット帽被らない方がいいよ。なかいは歌声ガラガラだよね?つよしは笑顔がほっこりする。

 

当時のDVDは両面ディスクで、件のスマスマはA面に入っていた。祖母からB面があることを教えてもらうと、すぐさまそれを見た。B面の一番のお気に入りはピンクレディーメドレー。*3だってきむらがすごく楽しそう。「背番号1の~」って歌うごろー格好良いね。歌声好きかも。

そんな私を見た祖母が、棚の奥から新たなVHSを出してきてくれた。なんか指っぽいやつと、チップとデールのやつと、クリップのやつ。「LIIVE ”ス”」「LIVE 007」、「Clip SMAP」である。

 

そんな調子で色々なSMAPを見たが、私のお気に入りは「freebird」のPVとメモリッピーズで5人が歌っている「HA」であった。三つ子の魂百までというが、私はこの曲が今でも大好きだ。「freebird」は歌詞の意味はよくわからなかったけど、爽やかなメロディーが好きだった。「HA」は衣装に雰囲気、メロディーすべてが好きだった。「傘を差したくなるような~」という最初のパートを歌うごろーがとっても格好よかったのが印象深い。

 

幼稚園の年中さんの時、園長先生が何かの会で「世界に一つだけの花」を紹介した。周りの友達はみんな「ふーん」という感じだったけど、私はすごく嬉しかった。配られた歌詞カードは漢字だらけで読めなかったけど、すごく嬉しかった。

私の好きな人はすごい人たちなんだ。素敵な歌を歌っている人たちなんだ。私以外の人たちにもこうやって認められて格好良いと思われてる人たちなんだ。

 

「わたしこのひとたちのことが好きなの!」

 

「わたしSMAPが好きなの!」

 

そう叫び出したい気分だった。SMAPを好きでいることがすごく誇らしかった。

そして、その誇らしい気持ちはずっと変わらなかった。

 

小学校に入学し、その夏に初めてSMAPのLIVE DVDを買ってもらった。

「本当にいるの?」「高いんだよ?」と何度も聞かれたが、「見る!」「ほしい!」と突き通した。

夜空ノムコウ」というタイトルが「夜空 ノムコウ」ではなく「夜空の 向こう」であると知った時*4は衝撃であった。

ずっと意味がわからなかった「君はいつも僕の薬箱さ どんな風に僕を癒してくれる」「もし子供が生まれたら 世界で二番目に好きだと話そう」*5「君となら ちゃんとやれそうな気がするよ」*6という歌詞の意味は初恋をしてわかった。

国語の時間、つまらなくてパラパラと教科書を捲っていたらローマ字のページがあった。これをマスターしてみよう!唐突にそう思い立ち、ページを眺めること数分。ローマ字の法則のようなものを発見してしまい、しれっとローマ字を解読。家に帰ってドリスマ*7の表紙を見ると、そこに書かれていた英文が読めるようになっている…!初めて勉学にやりがいを感じたのがこれであると言っても過言ではない。

 

小2の夏休み、初めて夜10時まで起きていることが許されて、人生で初めてスマスマをリアルタイムで見た。9時半くらいからずっとずっとそわそわして、時計の長い針が12を指すとお馴染みの映像が流れた。

 

「ロ~ト!ロートロ~ト!ロ~ト!ロートロ~ト!ロ~トせーいやーあくうぅうぅうぅうぅう!」

 

あの時の胸の高鳴りは今でも忘れられない。また一歩SMAPに近づけた気がした。次にスマスマをリアルタイムで見られるのはいつだろう。そんなことを考えながら眠りについたと思う。

 

学年が上がると、小学生でも好きな人の話になる。

時は花男全盛期。給食の時間には毎日のように「Love so sweet」が流れ、女の子たちはみんな「嵐の○○くんが好き!」という話で持ちきりだった。

 

「あかりちゃんは嵐の誰が好きなの?」

 

当然こんな質問も受けるようになる訳で。

しかし、当時の私は嵐に全く興味がなかった。というかSMAP以外の男性アイドルに全く興味がなかった。

 

「うーん、、、私はSMAPが好きかな?」

 

確かこんな風にしてその質問をかわしていたと思う。幸い、そのスタンスが厄介ないじめなどに繋がることはなく、「へえー、嵐じゃないんだー。」と言いながら去っていく女の子がほとんどだった。

でも、男子は違う。

言っちゃなんだが、小学生の男子なんぞサルからちょこっと毛が生えたような生き物である。思ったことが悪気なくすぐ口に出るし、人の気持ちを慮るということがない。

ある時、一人の男子にこう言われた。

 

「あかりってSMAP好きなの?SMAPってもうオジサンじゃん!」

 

衝撃だった。

だって、SMAPをオジサンだなんてこれまで1ミリも思ったことがなかったから。

私にとってSMAPは、誰よりも格好良くて楽しませてくれてときめかせてくれて幸せをくれる大好きな五人の男の人だ。確かに嵐より年齢は上だけど、それをオジサンだなんて捉えたことは一度もなかった。

 

「じゃあなに、あんたが35になった時にSMAPより格好良くいられる自信と根拠でもあんの?」

 

心の中ではそう言い返したが、その言葉は口から出てこなかった。しばらくすると、男子の間でこんな風に言われるようになる。

 

「あかりってオヤジ好きだよね」

 

もう一度言うが、きっと彼らに悪気はない。

嵐より年上の男性が好きなちょっと変わった同級生。そんな程度の印象だっただろう。

でも、この一言が幼心にグサッと突き刺さった。そして同時に悟った。

 

この人たちはSMAPの格好良さがわからないんだ。

 

そこからの私の心の守りようは凄まじかった。

SMAPの良さを知っている人は学年に私だけでいい。お前らにSMAPの良さがわかってたまるか。

心に防御線を張った。

こんなに格好良くて私の心をときめかせてくれるのはSMAPだけなのに。

SMAPがそんな風に言われることが悔しくて耐え難かった。

 

初めてお小遣いで買ったCDは「この瞬間、きっと夢じゃない」人生初めてのCDはSMAPにしようと心に決めていた。

 

小学校高学年になり、進路のことで親と衝突。口を利かなくなり顔を見るのも嫌で、進学のために通っていた塾を適当にさぼったり、時には塾の教師とも衝突したり、とにかく荒れていた。

そんな時、草彅くんが逮捕された。思えばこれが私が初めて身を持って実感した突如シリーズかもしれない。家に帰ってテレビを付けると、「草彅容疑者、逮捕」というテロップと共に憔悴したつよぽんの表情が映った。

まさかと思った。覚えたてのパソコンを急いでつけて、ニュースを調べまくった。

 

つよし、まじかよ。

 

それが当時の正直な感想である。でも、不思議と焦りや不安はなかった。今のようにSNSをやっていなかったから、SMAPが好きな人が周りおらず色々な憶測を聞くことがなかったというのも一因かもしれない。

ごろさんの時もSMAPはちゃんとSMAPを守り抜いた。だから今回も絶対大丈夫。

無責任だけど子供ながらにそう思った。どちらかと言えば、翌日から「くさなぎ逮捕かよ~」と男子にからかわれるであろうことが憂鬱だった。

 

相変わらず家では親と冷戦状態。夜に塾から帰ると親が寝室に行っていてリビングに誰もいないのが唯一の至福の時だった。

当時私は月・水・金と塾に通っていたのだが、塾から帰ると月曜日はちょうど「婚カツ!」*8からのスマスマ、水曜日は仰天ニュース、金曜日は金スマとまるで私を待っていてくれるかのようにSMAPの番組が放送されていたのだ。その頃はラジオでも月曜日から木曜日まで毎晩夜11:20頃から「STOP THE SMAP*9が放送されており、さらに金曜日は木村くんの「What's Up SMAP」も放送されていた。

SMAPはいつだって私を待っていてくれる心の安心材料だった。

 

ラジオからも色々なことを教わった。

木村くんの「二兎追うものは一兎も得ずって言うけど、そんなのやってみなきゃわかんないじゃん。俺だったら二兎追って二兎捕まえるよ。」*10という言葉にどれだけ心を奮い立たせてもらったか。

そして、ラジオを通して私はある一曲と巡り合う。それは、中居くんが「俺この曲好きなんだよねー」と言って紹介した「A Song For Your Love」。*11

初めて聞いたとき、涙がつーっと零れた。

 

「降る雨と風の向こうに 現れる虹を探しに行こうよ いつの日も太陽みたいに 変わらずに君を見つめてる」

 

まさに、私にとってのSMAPそのものだった。いつも絶対にそばにいてくれて、好きだと思わせてくれて、元気をくれて、がむしゃらに応援するんじゃなくて寄り添うように背中を押してくれる。

元気がない時にこの曲を聴いて励まされた。

辛い時にこの曲を聴いて涙を流すとすっきりした。

眠れない夜にこの曲を聴くと必ず寝ることができた。

以来、この曲に何度も助らえれ励まされてきた。SMAPが歌うA Song For Your Loveは、この世にあるすべての音楽の中で一番好きな曲だ。

 

受験当日は、木村くんの願掛けを借りてズボンと靴を左から履いた。*12

SMAPがいてくれたから乗り切ることができた。

SMAPが私の頑張る意味だった。

 

有り難いことに希望していた中学に進学でき、新生活が始まった。

新しい学校、新しいクラス、新しい友達。人と人とが新しい関係を築く時、好きなものや趣味が共通していることが大きなアドバンテージとなり得る。そんな訳で、またも私の人生にこの質問が回ってきた。

 

「あかりちゃんってどんな芸能人が好きなの?」

 

嵐括りでなかっただけ答えやすかったが、それでも結構な数の女の子が嵐のメンバーを上げていた。ここでも当然、私は「SMAPが好きなの!」と答えるはずだった。はずだった。

はずだったのに。

口から零れてきたのは、

 

「んー、関ジャニ∞とかかな?」

 

という言葉だった。

勘違いしないでほしいのは、別に好きじゃないエイトを都合の良い男扱いした訳でも、SMAPが嫌いになった訳でもない。SMAPを軸に話を進めていたため触れなかったが、中学入学の約2年前にエイトに沼落ちし、*13以来現在もゆるゆるとeighterである。SMAPの名前がすんなりと出てこなかったことに、自分が一番驚いた。

 

こんなに大切なのに、こんなに大好きなのに、どうして「SMAPが好き」と言えないの?

 

今考察してみると、「オヤジ好き」と見られたくなかった気持ちが半分、小学校の時のようにSMAPの大切さをわかってくれないであろう人たちに対して大好きな人たちを矢面に立たせたくなかった気持ちが半分、というところであったと思う。

でも、SMAPが好きだと言えなかった自分を途轍もない罪悪感が襲った。好きなものを好きだと言えないなんて。

 

「好きなものを好きと言える気持ち抱きしめてたい」

 

槙原敬之の有名な歌詞だが、まさにこのフレーズ通りである。その気持ちを抱きしめられなかった自分に腹が立った、気持ちが悪かった。

こうして私の中学生活は「嵐が好きではないけれど嵐と同い年くらいの関西弁の男の人たちが好き」な女子としてスタートを切った。

 

しかし、いくら取り繕っても化けの皮は剥がれていくもので、そのうちに「関ジャニ∞とその周辺のジャニーズが好き」な女子、「若手から中堅くらいのジャニーズが好き」な女子、「ハロプロ*14とジャニーズが好き」な女子へと変貌し、きっと今同級生に私の印象を聞いたら「美男美女なら誰でも好きなオタ」くらいの認識だと思う。

中高一貫校だったのでそのまま環境が変わることなく高校に進学。この頃には親しい友人にはSMAPが好きなことを伝えてたしTwitterのリア垢ではSMAPの話もだいぶしたが、大きな声でSMAP愛を叫ぶことはなく、関わりのない同級生には「なんとなく地味系なオタク」くらいの印象で過ごしていたと思う。

 

2016年1月までは。

 

あの水曜日を忘れることは一生ないと思う。朝、電車の中で事態を知って泣きたくなった。授業が身に入るはずもなく、お昼の時間にお弁当を食べながら「STAY*15」を聞きながら泣いてしまった。授業が終わった瞬間に涙が溢れる情緒不安定仕様で、家に帰ると体調を崩した。そこから二日間学校を休み、A.B.C-Z五関晃一似の英語の先生に「だいじょうぶ?」と本気で心配される事態だった。

そんな中、現代社会の授業で、自分のアイデンティティについて全員がスピーチをすることになった。持ち時間は15分。何を話してもいいらしい。私のアイデンティティは、紛れもなくSMAPである。でも、それをクラスの前で話してもいいものか。

たくさん迷ってたくさん悩んだけれど、何度考えても答えは一つだった。

たくさんの物事と感情と考え方をくれた人たちは、SMAPしかいなかった。

クラスから理解されなくてもいい。私にとってはSMAPしかいないんだ。そう強く思った。

 

話の内容は割愛するが、今まで述べてきたことと似たようなものである。スピーチの後、クラス全員からフィードバックシートを貰って心が温かくなった。

みんなにとっては私ほどSMAPが大切じゃなくても、ほとんどの人が私がSMAPを大切に思っていることを理解しようとしてくれているのだと。私は本当に人に恵まれている。

自分にとってのSMAPの大きさを改めて感じた瞬間だった。

 

そんな風にして、私の人生は今に至る。

 

私のそばには常にSMAPがいてくれた。

私の前を歩いて手招きしてくれるのも、躊躇う背中を押してくれるのも、落ち込む肩を抱いてくれるのも、全部全部SMAPだった。

これは、今までもこれからも変わらない。

 

私がSMAPについて言われて嬉しかった言葉がある。確か、授業終わりに友人たちと好きな異性なタイプを話していた時。先に述べた五関さん似の英語教員から何気なく言われた一言だ。

 

「あかりさんがSMAPを好きなのが、なんとなくわかる」

 

 すごく、すごく嬉しい一言だった。

上手く言えないが、「私」という人間を見て、私の思考や感情、人となりとSMAPの存在を結び付けて考えてくれたことに、「私」という存在からSMAPの欠片のようなものを見つけてくれたことに、SMAPの欠片を持つ人間になれたことに、心が震えた。

SMAPに見合う、なんておこがましくて言えないが、SMAPに誇れる人でいられたような気がしてすごくすごく嬉しかった。

 

私はSMAPが好きだ。きっと私の魂は前前前世よりもっと前からSMAPを探して求めて生きてきたし、この出会いは紛れもない運命だと思っている。

SMAPについてああでもないこうでもないと言われ、あまりにも多すぎる情報量に疲れていないといったら嘘になる。でも、これだけははっきりと言える。

私はSMAPが今までもこれからも宇宙で一番大好きな存在だ。

大好きな人の努力は報われてほしいし、理不尽な世の中でも勝ってほしいし、幸せになってほしい。

私にとってSMAPは代わりが利かない大切な存在だ。

 

彼らは私の憧れであり、故郷であり、先生であり、家族であり、友人であり、羅針盤なのだから。

 

なにほざいてんだと思われるかもしれないが、どれだけ私の中でSMAPが大切な存在かだけ伝わっていたら嬉しい。

自己満駄文乱文に最後までお付き合いいただいた貴方へ、誠にありがとうございました。

*1:その後LOVEマシーンのVHSも見たが、「あ、スマスマのやつはアレンジされてたんだ」くらいなもので、正直心に響かなかった記憶がある。

*2:今考えれば、V6のような気もしている。

*3:自慢じゃないが今でもスマスマで披露したピンクレディーメドレーの振付を覚えている。

*4:たぶん年長さんくらい

*5:どちらも「らいおんハート」

*6:「たいせつ」

*7:Drink SMAPというタイトルのCDアルバム

*8:中居正広主演の月9ドラマ

*9:当時はメンバー全員が週替わり?月替わり?でパーソナリティーを務めていた。現在は「稲垣吾郎STOP THE SMAP」と名前を変えて、稲垣がパーソナリティーを務めている。

*10:たぶんワッツ

*11:たぶんストスマ

*12:たぶんワッツで言ってたんだと思う

*13:機会があれば今後ブログで書く「かも」しれない。

*14:ここで突然の告白だが、私はハロプロも好きである。

*15:アルバム「Pop!Up!SMAP!」「SMAP AID」に収録されているラブソング。そして25周年ベストアルバム一位のあの曲。名曲中の名曲なので一度聞いてみてほしい。